ラタトゥイユをご家庭で作ると、

「なんとなく味が薄いなぁ」

「なんか味がもの足りないなぁ」

と思ったことはありませんか?

この記事では、そんな悩みを解決する方法を
お教えしますね。

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ご家庭で作ったラタトゥイユ の味が薄い、味が物足りない時の3大原因とは?

ご家庭でラタトゥイユの味が薄かったり、
味が物足りない原因には、大きく分けて3つあります。

1.はじめに玉ねぎを炒めた時の旨味が少し弱い

2.味が凝縮していない

3.味が染み込んでいない

それぞれについて、より美味しくなる
コツを書いていきますね。

ちなみにこれは、どんなレシピのラタトゥイユでも
だいたい使えるテクニックですので、ぜひ活用してくださいね。

はじめにラタトゥイユの基本の作り方をおさらい

ラタトゥイユはどんなレシピでも基本的には大きく変わりませんが、

一応大まかな流れをおさらいしておきます。

<ラタトゥイユの基本の作り方>

1.
玉ねぎを炒める

2.
セロリ、ナスなど他の野菜を火の通りにくいものから鍋に
順に入れていく。

※野菜投入→炒める→次の野菜をさらに投入→炒める
の流れ。

3.
トマトを投入

4.
30分ほど煮る

…と、まあ、どのレシピもだいたいこんな感じだと思います。

玉ねぎを炒める時に旨味を出すには?

基本的にラタトゥイユは、

「玉ねぎの旨味」+「その他の野菜の旨味」+「トマトの持つ旨味」

で美味しさを作りだすお料理です。

そしてその中でも、玉ねぎの旨味は味の土台になります。

なので、玉ねぎを美味しく炒めて旨味を引き出すのが
ラタトゥイユのひとつめのコツです。

そのためには、意外ですが、電子レンジの力を借ります。

実は玉ねぎは、電子レンジを使うと
より甘さが引き出されやすいのです。

お店ではもちろんレンジを使わずに甘みを出しますが、
ややテクニックが必要になります。

なのでご家庭ではレンジを使う方法でも十分、イケます。
時間短縮にもなりますしね。

「レンジを使う?ナメンナヨ。」

大丈夫です。プロから見ても、

「手順の簡単さ以上に
甘みが引き出されるなぁ」

と感じる方法です。

レンジを使って玉ねぎの甘みを出す方法

1.
玉ねぎはくし切りにカットして、
ボウルに入れ、ラップをふわっと
かける。

2.
電子レンジで8割がた加熱する。

参考として、玉ねぎ2個(350g前後)で
だいたい8分〜10分くらい。

途中、5分たった時に一度上下を返して、
続きの3〜5分をする。8割がた火が入って入れば良い。

3.
ナベにオリーブ油を入れて、玉ねぎを入れる。

この時、ボウルに溜まった水は入れなくていいです。

そして、少し塩をふりかける。

玉ねぎ2個なら、塩は小さじ1/5くらいですね。
※塩分はレシピにより調整してください。

炒める段階で、玉ねぎにこうしてきちんと
味をつけておくことも美味しくするコツです。

仕上がりに差が出ます。

4.
時々混ぜながら、
中〜弱火で7〜8分ほど炒める。

ほどよく透きとおって、甘み、旨みが
出たらOK。

レンジでの加熱を8割ぐらいにして
最後に炒める工程をプラスするのは、

玉ねぎに塩で味をつけたいのと、
炒めて甘みを出したものと同じような
風味にしたいからです。

では次のポイント、味を凝縮させる方法です。

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味を凝縮させるには?

実はここがラタトゥイユを美味しくする一番の
ポイントであったりします。

やり方は、

1.
出来上がったラタトゥイユをザルにあけて、
汁をボウルに取る。

2.
その汁を鍋に戻し、3/4〜半量くらいに
煮詰める。

とろりとして味の輪郭がはっきりしてくれば良い。

※レシピによっては塩分量がきつくなる場合もあります。
その場合は次に作る時に少し塩分量を減らしてみて下さいね。

3.
1.でザルにあけていた野菜を鍋に戻す。

弱火にし、軽く全体を混ぜ合わせて、
そのまま5分ほどなじませる。

以上です。

これによって、味がワンランクアップします。

見習い先でこの方法を知った時は、
味がはっきり変わるので感動した覚えがあります。

では最後のポイント、「味を染み込ませる」です。

味を染み込ませるには?

正直、これについては大したテクニックではありません。

「作って1日は寝かす」

です。

カレーと同じで、煮込み系の料理は
断然翌日の方が美味しいです。

なぜか。

理屈はよくわからないのですが、
熱い状態からゆっくり冷ましていく時に、
旨味がスーッと具材に戻っていくのです。

煮込んだ直後は野菜の旨味などが煮汁に
溶け出て、ふわふわした状態。

その旨味が、ゆっくり冷ますことで
具材の中に戻ってくれるのです。

まとめ

いかがでしたか?

色々お伝えしましたが、
今回お伝えした方法のうち、一番のポイントは
「煮汁を煮詰める」です。

「なんか味が決まらんなぁ」という時には
ぜひお試しくださいね。

~アイキャッチ引用元:https://www.thekitchn.com/~