フレンチの”隠れた名作つけ合わせ”
シリーズ、
今回は「じゃがいものガレット」
の作り方を紹介しますね。
あまり聞きなれない名前ですが、上の写真のようなお料理。
はじめて食べた時は、
「えっ?こんなにシンプルなのに
うまっ!」と思いました。
どうやって作るのでしょうか?
詳しく紹介しますね。
「じゃがいものガレット」とは?
「じゃがいものガレット」とは、
千切りにしたじゃがいもをまあるく、円盤状に焼いたお料理のことです。
本名はpomme paillasson(ポム・パイヤソン)って言って、
pommeはpomme de terreでじゃがいも、
paillassonは藁(ワラ)で作った玄関マットのこと。
見た目がそれっぽいのでそんな名前がついたのだとか。
ちょっと変わった名前ですが、お味はバツグンです。
まあるく焼いたものを、適当にカットしてお料理の付け合わせにします。
本当にシンプルで、千切りにしたじゃがいもと塩とバターだけしか使わないのに、
香ばしく、じゃがいもの風味もよく、中はもっちり。
表面はバターでこんがりと焼けて、なんとも美味です。
食べてもらえばわかると思いますが、じゃがいもと塩とバターだけしか使わないのに、
「わっ♪」と思う美味しさです。
フレンチにはじゃがいもを使った付け合わせ料理がたくさんありますが、
シンプルにじゃがいもの美味しさを引き出すこの付け合わせを食べると、
本当にフランス人はじゃがいもを使わせたら天才だなと思います。
ちなみにこの付け合わせは、お子様も喜ぶ味だと思います。
実際、ウチの子供らも大好きです。
私はよく、多めに作ってワインなんかのツマミにしてます笑
それでは作り方を紹介しますね。
「じゃがいものガレット」の作り方
<材料>(約2〜4人分)
メークイン 200g
塩 小さじ1/3(2g)
バター 20g
<作り方>
1.
メークインは皮をむき、千切りにする。
<ここで注意!>
「じゃがいものガレット」はじゃがいものでんぷん質を利用してまとめるので、
千切りにしたじゃがいもは決して水にさらさないでください。
千切りの細さですが、本当は2mm角くらいの細さが美味しいですが、
家庭では火の通りの早い、1mmくらいの細さでもいいでしょう。
写真のようにスライサーでスライスしてから千切りにするとラクです。
2.
千切りにしたじゃがいもはボウルに入れ、塩を入れて混ぜる。
3.
フライパンを火にかけ、バターを入れて、フライパンを回してバターを広げる。
火加減は中〜弱火。
4.
千切りじゃがいもを入れ、フライパン全面に広げ、ヘラやはしで円盤状にする。
ここからは弱火。
5.
じっくり焼くと、周りの方からだんだん透き通ってくる。
裏面にいい感じの焼き色がついたらひっくり返す。
6.
ひっくり返した面も火が通ったら出来上がり。
※5~6はそこそこ時間かかります。
(10~15分くらい)
7.
出来上がったものを適当にカットして、付け合わせとして料理に添える。
好みで、ミル挽きのホワイトペッパーやパセリなどを振っても良い。
この料理のポイント
意外ですが、ポイントはなんといってもバター。
この料理は、サラダ油でなく、必ずバターを使って焼いてください。
香ばしさと風味が格段に良くなり、
じゃがいもと組み合わさった時の美味しさが跳ね上がります。
こんな料理の付け合わせにオススメ
「じゃがいものガレット」を付け合わせるメイン料理ですが、
正直、お肉、お魚なんでも合います。
ただ、特に牛肉系がよく合うなと個人的には思います。
例えば、ステーキとか、ハンバーグ。
お魚系に添える場合は、どちらかというとクリーム系のソースのときがいいと思います。
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