「しばらく放置してたじゃがいもから
芽が出たんだけど…」
「しかもブヨブヨなんですけど…
これって食べてもいいのかな?」
そんな経験はありませんか?
この記事ではブヨブヨになったじゃがいもは
食べても大丈夫か?
という疑問にお答えしていきます。
結論から言うと、
「芽が出てブヨブヨになったじゃがいもは
水分などが抜けただけなので食べられる。」
です。
でもやっぱりちょっと味は落ちます。
なので、そんな、味の落ちた
じゃがいもにオススメの調理法も
ご紹介しますね。
詳しく見ていきましょう。
芽が出たブヨブヨじゃがいもは、水分などが抜けているだけ
芽が出てちょっとブヨブヨしてるじゃがいも。
これは決してじゃがいもが腐っている
わけではありません。
と言うのも、
じゃがいもは芽が出ると芽の方に
水分や養分がいってしまいます。
なのでシワができたり、
ブヨブヨになってくるんですね。
ちなみに芽が出ていなくても、
放置しておくだけでじゃがいもの
水分はだんだん抜けていきます。
すると細胞内がスカスカしたような
状態になって、
押すと柔らかい感じになる
↓
表面にシワが出てくる
↓
ブヨブヨになってくる
と言うように変化していくわけです。
食べる時の注意点としては、
・芽をキチンと取る
・皮を厚めにむく(6mmくらい)
という点ですね。
ちなみにネットで検索してみますと、
農家の方などは、大量に収穫したじゃがいもを保管しているので、
どうしても最後の方はブヨブヨのものが多くなってくるそうです。
でも、全然普通に食べられているようですね。
まだ食べられる?腐っているものとの見分け方を紹介
ブヨブヨになっていても、腐っているわけではなくて水分などが抜けているだけ、
ということはわかりました。
でも、場合によっては腐ってしまっている場合もあります。
水分が抜けているか、腐っているかの判断はどうすればいいのでしょうか?
判断のチェックポイントは次のようになります。
・変なにおいがする
・汁気が出ている
・断面が黒や茶色っぽく変色している
このような時は腐っていますので廃棄しましょう。
どんな料理にするのがオススメ?
ネットなどでは、
「ブヨブヨになったじゃがいもは味が凝縮されて美味しい」
などと書かれた記事もありますが、
それは、農家などで、良い保存状態で保存された場合の話。
ご家庭で冷蔵庫に放置してブヨブヨになってしまったじゃがいもは
どうしても味が落ちます。
では、味の落ちたじゃがいもを
気にならないようにするには
どんな方法があるのでしょうか?
ここでコックのコツを紹介しましょう。
レストランなどは、食材のロスを出さないことは至上問題。
なので、若干味の落ちたものを上手に活かすテクニックを持っています。
じゃがいも自体の味があまり関係なくなるテクニックとしては、
・薄めにカットして揚げてしまう。
・カレー風味など香辛料系の味にする
ということがあります。
前者の方では、
”薄切りにしてポテトチップにする”
というやり方が考えられます。
ポテトチップの作り方は下の関連記事を
参考にしてくださいね。
ただ、正直言ってブヨブヨのじゃがいもはやわらかく、
スライサーなどを使っても薄切りにしにくいです。
なので、ご家庭ではこんな方法はどうでしょう。
“サイコロ状に揚げてカレー風味にする。”
です。
作り方を書いておきます。
サイコロポテトのカレー風味
<材料>
じゃがいも 適宜
塩 適宜
味の素 適宜
カレー粉 適宜
<作り方>
1.
じゃがいもは厚めに皮をむいて
1cm角くらいのサイコロ状にする。
ボウルに入れて水を張り、
にごりがなくなるまで水を取り替える。
その後、水気をしっかり拭いておく
2.
160度くらいの低温から揚げ始め、
最後の方で中火にしてカラッと揚げる。
3.
揚がったら塩と味の素とカレー粉を
振って、ざっくり混ぜる
手間もかからず、カレー粉がいい意味でゴマかしてくれます。
スナック感覚でお子様も好きな味だと思います。
味を見て、味の素は省いてもいいかもしれません。
サイコロ状ではなくマッチ棒のように
カットして揚げるのも良いでしょう
カレー粉の代わりにブラックペッパーでもいいと思います。
まとめ
いかがでしたか?
基本的にはブヨブヨになる前に
使い切りたいですが、
もしそうなってしまった場合は、
ご紹介した方法で試してみてくださいね。
あ、でも、紹介した方法じゃなくても、
普通に例えば煮物とかでも
全然大丈夫ですよ。
その場合は気持ち味付けを
濃いめにするといいと思います。
せっかくの食材。無駄なく美味しくいただきたいですね!
~アイキャチ引用元:photoAC~