「じゃがいもの緑っぽいところ
を食べたんだけど、大丈夫かな…」
「なんかあんまり食べないほうが
いいとは聞くけど、
もう食べたし…」
そんな不安を持っているあなた!
安心してください。
この記事でその答えをお教えします!
ズバリ、
「少しくらいなら食べても大丈夫!」
です。
でも体にあまり良くないのは事実。
詳しく説明しますね。
じゃがいもの緑っぽい部分には毒素があるの?
よく「じゃがいもの
芽の部分には毒素が
含まれている」
と聞きますが、
気になるのは
「緑っぽいところにも
毒素があるかどうか?」
ですよね。
結論から言うと、あります。
じゃがいもの緑っぽい部分には、
ソラニンとチャコニンという
物質が含まれており、
これを大量に摂取すると、
中毒症状を起こすことが
あります。
ただし、このソラニンと
チャコニン、
基本的にじゃがいもの
芽の部分に最も多く
含まれており、
緑っぽい色の部分には
芽の部分ほど大量には
含まれていません。
そしてこのソラニンと
チャコニンは、
「グリコアルカロイド」
という物質の一種で、
この「グリコアルカロイド」が
中毒症状を引き起こす
原因物質なのです。
緑っぽいところを食べても大丈夫なの?放っておいても体外に排出されるの?
仮に「グリコアルカロイド」を
摂取した場合、
どのくらいの時間で
どのくらいの量が
体外へ排出されるのかを
調べた資料があります。
文献(”Poisindex” 2001年)によると、
ラットで実験した場合、
経口摂取時、24時間以内に
78%が排出
とのことです。
(引用元:公益財団法人 日本中毒情報センター(”Poisindex” 2001年より))
ですので、仮に食べて
しまっても、
24時間後にはほとんど
排出されると考えられます。
どのくらいなら食べても大丈夫?
では、どのくらいまでなら
食べて大丈夫なのでしょうか?
グリコアルカロイドの中毒量は、
200〜400mgと言われています。
そして、緑っぽい部分に
含まれているグリコアルカロイドは、
農林水産省のホームページ
によると、
光に当たって緑色になった
皮の部分には、100 gあたり100 mg(0.1 g)以上の
グリコアルカロイドが
含まれているといわれています
引用元:http://www.maff.go.jp/j/syouan/seisaku/solanine/ganyuu/ganyu.html
とのことです。
ですので、じゃがいもの
緑っぽい部分”だけ”を
200gほど食べた場合でなければ、
あまり心配しすぎる必要は
ないでしょう。
緑っぽい部分だけを
200gって結構な量ですからね。
じゃがいもの緑っぽいところを食べたらどうなるの?
では仮に大量に食べたとしたら、
中毒症状はどのようになるの
でしょうか?
東京都福祉保健局の
ホームページによると、
次のように書かれています。
このアルカロイドを取り除かずに
食べると、食べて20分後くらいから、
吐き気、おう吐、下痢、腹痛、
脱力感、めまい、呼吸困難などの症状を示し、一般的に
軽症ですが食中毒を起こすことが
あります。
〜引用元:http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/shokuhin/anzen_info/poteto.html〜
とのことです。
これを聞くとちょっと
怖いですね^^;
でも、先ほどお伝えしたように、
じゃがいもの緑っぽい部分だけを
200gほど食べない限り、
あまり心配しすぎる必要は
ありませんので、ご安心を。
まとめ
いかがでしたか?
今回の記事をまとめると、
次のようになります。
・じゃがいもの緑っぽい部分には
毒素がある
・ただし、芽の部分よりはずっと少ない
・その毒素とは、ソラニンと
チャコニンという物質
・ソラニンとチャコニンは
「グリコアルカロイド」の一種
・緑っぽい部分だけを200gほど
食べた場合でなければ、中毒に
なる可能性は低い
・中毒症状が出るのは、食べたあと
20分後くらいから。
・中毒症状は、吐き気、おう吐、
下痢、腹痛、脱力感、めまい、
呼吸困難など。
ということでしたね。
これまでじゃがいもの
緑っぽい部分を
食べたらどうなるのかなと
なんとなく気になっていましたが、
ちゃんと調べてみると、
あまり心配しすぎる必要は
ないことがわかって
安心しました。
ただ、食べない方が
いいに越したことはないので、
調理の際にはしっかり
緑っぽい部分を
取り除こうと思います。
〜アイキャッチ引用元:star.ap.teacup.com〜
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