運営者について
このページをご覧くださり、ありがとうございます。
管理人のToshiと申します。
関西在住、妻と息子2人の4人家族です。
出身は愛知県。名古屋市のすぐ隣の街です。
生まれは昭和45年で、料理上手な母と真面目なサラリーマンの父、そして姉、祖父母、とごく平均的な家庭の中で育ちました。
小学校時代は図工が好きで、
ものを作ったり、絵を書いたりするのが大好きでした。
よく広告の裏に絵を書いていたことを覚えています。
中学、高校時代はバレー部に入ってましたが、万年補欠でしたね…^^;
その後、地元の大学に進学したのですが、たまたまやり始めた、喫茶店でのアルバイトに「どハマり」しました。これが飲食との最初の出会いでしたね。
その店ではウエイターと簡単な軽食を作っていたのですが、もう、接客が面白くて仕方がない!
なんというか、人を喜ばせることがたまらなく面白くて、のめり込みました。
ただ、同時に調理にもハマったかというと、
その時作っていたのはサンドイッチ程度だったので、
そこまではハマっていませんでした。
でも、嫌いではなかったです。
そして卒業して、関西の会社に就職しました。
でも就職はサービス業ではなく、機械を設計する技術職でした。
なぜサービス業ではなかったかというと、
大学が理系の学校だったので、技術系の仕事をするか、それとも、やっぱり好きな「人を喜ばせること」それも接客業、サービス業にするかさんざん迷ったのです。
さんざん迷ったあげく、せっかく理系の大学に入ったので、技術系の会社に就職しようと思い、そういう会社に就職することにしました。
しかし、贅沢な話かもしれませんが、毎日図面に向かう日々がどうにも面白くない。
「このまま一生が終わるのか」
「やっぱり自分は人を喜ばせる仕事がしたい」
そう思い、悶々としたサラリーマン生活を送っていました。
そんな頃、住んでいたアパートの近くに個人経営のカフェレストランがあって、よく行っていました。
とても美味しいお店で、スタッフの対応もよく、そこには学生時代に感じた、あの、「人を喜ばせる世界」が満ちあふれていました。
そのお店に通ううちに、会社生活が上手くいっていないこともあり、
ふつふつと「自分も独立してこんな店がしたい」
「カフェレストランがしたい」という夢を持つようになりました。
ただ、独立したいとは思うものの、開業には多額のお金もかかるし、どうやったらいいのかもわからない。
それに、本当に店をしたいのか、仕事から逃げているだけなのか、自分でもよくわからなくなっていました。
相当悩みながら、コツコツとお金を貯めつつ、家で料理本を片手に料理を学びながら6年ほどその会社で働きました。
でも6年の年月の間に、僕の中ではもう、会社を辞めて独立を目指す気持ちが固まっていました。
そんな時、転機が訪れます。
ある時、職場のお茶飲み場で部長と課長が
「Toshiを福井に異動させるあの件だけど」
というようなことをひそひそ話していることをたまたま聞いてしまったのです。
「まずい。このままでは異動になる。異動となれば異動先でもまた一から教えてもらったり、人が動くことになる。この会社で続ける気もないのにそれでいいのか?」
「今が退職するタイミングなんじゃないか?」
と、さんざん悩みました。当時29歳でした。
そして、さんざん悩んだあげく、年齢的にも
「今が変わるチャンスだ」
と思い、退職することを決意しました。
当時すでに結婚していたのですが、
結婚前から妻には独立の意思は伝えていたので、妻も賛成してくれました。
(今思えば妻には頭が上がりません。)
そして退職して、コックとして見習いの世界に入ります。
自分の店を持つわけですから、現場で学んで調理のウデを上げなければ話になりません。
そこから僕の料理人生が始まります。
初の見習い先はあの、アパートの近くのカフェレストランでした。
店を持つために必要に迫られて始まった僕の料理人生ですが、
これがやりだすともう面白くって!見習いなのに面白くて仕方なかったです。
料理って本当にクリエイティブで、子供の頃のモノづくり、絵が好きなあの感じが戻ってきた感じでした。
そして自分の作ったものをお客さんにお出しして、お客さんが喜んでくれる。
努力すればするだけ料理の味も良くなる。
まさに天職でした。
とにかく料理が面白くって仕方がない。
ずっぷりと、のめり込みました。
そのお店では数年ほどお世話になって、
さらに上を目指そうと京都のビストロやフランス料理店などに見習いにいくことにしました。
でもそこはやはりフランス料理のお店。
猛者がウジャウジャいますし、そう簡単には上手になりません。
ヘタクソで先輩やシェフからケチョンケチョンに言われて、悔しくて家に帰ってから泣いた日もたくさんありました。
でも、毎日毎日、私なりに貪欲に吸収しました。
そして家に帰った後も専門書を読み漁り、
休みの日も店で覚えたメニューを家で何度も試作したり、とにかく調理漬けでした。
そうやって5年間、いくつかのお店で見習いをさせていただき、
34歳の時に念願のカフェレストランを開業しました。
おかげさまでランチは大盛況。ありがたいことに濃いファンの方もたくさん来ていただけました。
九州からわざわざお店(滋賀県)に来てくれるお客さんもいました。
でも夜の集客が悪かったのと、原価をかけすぎるという、商売人としては二流だったことが原因で、
残念ながらお店は6年で閉めることになりました。
閉店後は病院の給食会社に就職し、主に事務方の仕事をして現在に至ります。
共働きですので、週に2〜3日は私が家族の夕飯を作っており、今でも調理は日常的にしています。
ここまでのお話でお分かりのように、
冒頭でも書きましたが、私は調理学校に行ってずっと料理の道で何年、
というようなゴリゴリのコックさんではありません。
元はサラリーマンです。
なので最初からずっと現場でやっている方と比べたら、技術やノウハウ面では劣るかもしれません。
でも、サラリーマン、つまり一般人から見習いとして料理のプロの現場に飛び込んだからこそ、初めてのプロの現場を、一般人の立場から見ることができました。
その時の衝撃たるや、強烈なインパクトがありました。
「プロってこんなやり方をするんだ!」
「ああ、こんなふうにすれば食材って長持ちするんだ」
「こういう保存方法をすれば味がほとんど落ちないんだ!」
「お店で食べたあの味は、こうやったら出せるんだ!」
などなど、
もう、目からウロコのノウハウがいっぱいで、
「すごい!!」と毎日コーフンしたことを鮮明に覚えています。
そういった意味では、私は、ずっと現場で叩き上げでやってきた方より、
”一般人の感覚”を、”いい意味で”持っていると思います。
なので、いい意味で一般人の目線で、
「このノウハウは家でも使える!」
「これを知ってたらもっと食材を無駄にせずにすむ!」
「家で作った料理の味が決まらない時はこれが原因で、こうすればそれを改善できる」
などなど、料理のプロの現場では当然なのに一般にはあまり知られていない、
でも家庭でも使えるようなノウハウやテクニックを、一般の方に伝えることができると思います。
このブログでは、そんなノウハウの数々をたくさん皆さんに紹介していきたいと思いますので楽しみにしておいてくださいね♪
toshiのプロフィール
1999〜2004年 レストラン、ビストロ、フレンチレストランにて修行を積む
2004〜2010年 13席の小さなレストランをオーナーシェフとして経営
2010年〜 閉店後、某飲食関連企業会社にて勤務